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レザーの種類をわかりやすく解説!特徴や加工方法、鹿革の魅力を紹介

革製品に興味を持ち始めたとき、「レザーにはどんな種類があるのだろう」「牛革以外にも違いはあるのか」と疑問に感じたことはないでしょうか。

ひとくちにレザーといっても、使用する動物や加工方法によって、手触りや強度、見た目、使い心地は大きく変わります。見た目が似ていても、実際に使ってみると印象がまったく異なることも少なくありません。

そこでこの記事では、レザーの基本的な考え方や代表的な革の種類、それぞれの特徴や加工方法の違いを整理していきます。

素材の違いを知ることは、革製品を選ぶうえでの失敗を減らすだけでなく、「自分に合ったアイテム」を見つけるための大切な判断材料になります。

ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

そもそもレザーとは?天然皮革と人工素材の違い

レザーという言葉は日常的によく使われていますが、その意味を正確に説明できる方は少ないです。革製品を選ぶうえでは、まず「レザーとは何を指すのか」を理解しておきましょう。

レザー=本革?

一般的にレザーと聞くと「本革」をイメージする方が多いですが、実際にはレザーという言葉そのものに明確な定義はありません。

販売現場や日常会話では、動物の皮を加工した天然皮革を指す場合もあれば、見た目が似ている人工素材を含めて使われることもあります。

そのため、「レザー製品」と書かれていても、必ずしも動物由来の革とは限りません。

天然皮革か人工素材かを見分けるには、表示や説明を正確に確認する必要があります。

天然皮革が選ばれ続けている理由

天然皮革は、動物の皮をなめして作られる素材です。最大の特徴は、ひとつとして同じものがない点にあります。

シワの入り方や質感には個体差があり、それが革ならではの表情として楽しまれています。

また、使い込むことで手になじみ、見た目や風合いが変化していく点も、天然皮革ならではの魅力です。耐久性が高く、適切に手入れをすれば長く使えることから、財布やバッグ、衣類など幅広い製品に用いられています。

代表的なレザーの種類と特徴

天然皮革には、原料となる動物の違いによってさまざまな種類があります。

ここでは、革製品でよく使われる代表的なレザー素材の特徴を解説します。

牛革(カウレザー)

牛革は、最も広く使われているレザーです。

繊維が密で丈夫なため、型崩れしにくく、耐久性に優れています。

加工の幅も広く、硬めに仕上げたものから柔らかいものまで表情はさまざまです。

財布やバッグ、靴など、日常的に使うアイテムによく採用されています。

馬革(ホースレザー)

馬革は、牛革に比べて繊維が細かく、薄く仕上げても強度を保ちやすいのが特徴です。

軽さとしなやかさを併せ持ち、独特のツヤ感が出やすい点も魅力とされています。

主に衣類や高級感を求められる革製品に使われることが多い素材です。

羊革(ラム・シープ)

羊革は、非常に柔らかく、なめらかな手触りが特徴です。

肌になじみやすいため、レザージャケットや手袋など、身に着ける製品に向いています。一方で、他の革に比べると傷がつきやすく、丁寧に扱う必要があるでしょう。

豚革(ピッグスキン)

豚革は通気性が高く、摩擦に強い性質を持っています。

表面に独特の毛穴模様があり、見分けやすいのも特徴です。

比較的軽く、実用性が高いため、裏地やカジュアルな革製品に使われることがあります。

その他のレザー

ほかにも、山羊革や鹿革など、用途や目的に応じて使われるレザーがあります。

生産量は多くありませんが、それぞれに異なる質感や使い心地があり、製品の個性を引き出す素材として選ばれることもあります。

レザーは「動物」だけでなく「加工方法」でも印象が変わる

レザーの印象は、どの動物の革を使っているかだけで決まるものではありません。

実は、革をどのように加工するかによって、手触りや見た目、扱いやすさは大きく変わります。同じ牛革でも、加工方法によって、まったく異なる素材のように感じられることもあるのです。

なめしの違いで変わる革の性質

なめしとは、動物の皮を腐敗しない素材へと変える工程のことです。

代表的な方法として、植物由来の成分を使う「タンニンなめし」と、薬品を使う「クロムなめし」があります。

タンニンなめしの革は、しっかりとした質感が出やすく、使うほどに色味や風合いが変化していくのが特徴です。

一方、クロムなめしの革は、柔らかく仕上がりやすく、水や汚れに比較的強い傾向があります。

どちらが優れているというわけではなく、用途や好みによって向き・不向きが分かれます。

仕上げ加工による見た目と使い心地の違い

なめしの後には、革の表面を整えるための仕上げ加工が行われます。

表面を滑らかに整えたものは、ツヤがあり上品な印象です。

一方、あえて起毛させた加工では、やわらかく落ち着いた雰囲気が生まれます。

この仕上げの違いによって、触ったときの感触や、汚れやすさ、手入れのしやすさも変わります。

見た目だけでなく、日常でどのように使うかを想像しながら選ぶことが大切です。

近年注目されている「鹿革」という選択肢

これまで代表的なレザーの種類を見てきました。

その中には比較的流通量が少ないものの、独自の特徴を持つ素材として鹿革があります。

牛革や豚革などと比べると、なめらかさや、やわらかさを感じやすく、手触りの良さを重視する製品にもよく使われる鹿革。

さらに通気性があり軽量であることから、小物や衣類にも向いています。

また、天然素材ならではの個性が出やすく、時間とともに変化していく風合いも楽しめるのが魅力です。

こうした自然な質感や使い心地をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事で鹿革(ディアレザー)の特徴や扱い方について丁寧に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ディアレザーはどんな素材?特徴やお手入れ方法をご紹介

エゾシカ革を使った鹿革アイテムを紹介

鹿革の特性を活かした製品の一例として紹介したいのが、DEER HORN SMITH’Sのレザーウェアラインから展開している「NO COLLAR JACKET “DEER LEATHER”」です。

使用されているディアレザーは、しっかりとした厚みがありながら、着用すると自然に体に沿うしなやかさを持っています。

ノーカラー仕様のため構えすぎた印象はなく、インナーとしてもアウターとしても取り入れやすいデザインです。

革製品特有の存在感はありつつ、日常の装いに無理なくなじむ点が特徴といえるでしょう。

フロントには革の自然な形を活かした胸ポケットが配され、ボタンには職人が手作業で削り出した鹿角ボタンを採用しています。

素材そのものの表情を大切にしたつくりは、DEER HORN SMITH’Sらしい世界観を感じさせるポイントです。

また、天然のエゾシカ革を使用しているため、革の厚みや表面の表情には個体差があり、一着ごとに異なる雰囲気を楽しめます。

鹿革が持つ柔らかさや力強さ、そして自然素材ならではの風合いを、衣服として体感できるアイテムです。素材からこだわったレザーウェアを探している方にとっておすすめの逸品です。

商品の詳細はこちら

下記店舗では、ジャケット・アパレル商品をはじめ、鹿革商品を取り扱っています。

素材を知ると、製品選びはもっと楽しくなる

レザーは、動物の種類や加工方法によって質感や風合いが大きく変わる素材です。

牛革や馬革、羊革、豚革など、それぞれに特徴があり、日常で使いやすいもの、使い込むほど味わいが増すもの、柔らかさや軽さを楽しめるものなど、用途や好みに合わせて選ぶ楽しさがあります。

さらに、鹿革のように流通量は少ないものの、独自の魅力を持つ革を知ることで、選択肢が広がり、製品選びがより豊かになります。

天然素材ならではの個性や使い心地を理解することで、「自分に合った一着」を見つけやすくなるのです。

今回紹介したDEER HORN SMITH’Sのエゾシカ革ジャケットのように、素材の特性を活かしたアイテムは、一つひとつの表情が異なり、使うほどに愛着が増していきます。レザーの種類や加工を知って選ぶことで、単に見た目が気に入っただけでなく、使い心地や経年変化も楽しめる製品に出会えるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考に、自分にとって唯一のレザーアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

コラム監修者

森井 英敏
森井 英敏代表取締役
GR COMPANY代表。「GOLD RUSH」「CALIFORNIA HARVEST」「バッファローアンドブリッジ」の計3店舗プロデュース。
北海道・十勝を拠点にカウボーイやインディアンの文化を発信し続けている。
鹿角シャンデリアを自ら組み込む製作者、職人としての一面も持ち合わせている。