鹿の角インテリアをおしゃれに飾る!スタイル別の楽しみ方をご紹介
近年、おしゃれなインテリアにこだわる人の間で、鹿の角を使ったインテリアアイテムが注目されています。
鹿の角というと、なんとなくナチュラルな雰囲気の広い空間でないと合わないのでは?と思われる方も多いでしょう。
しかし、コンパクトな居住空間がメインとなりつつある日本でも、鹿の角のインテリアを楽しんでいる方は多いです。
スタイルに合わせた飾り方を工夫すれば、どんなお部屋にも馴染み、洗練された印象を演出できます。
この記事では、鹿の角インテリアをスタイル別におしゃれに取り入れる方法について詳しく解説します。
ナチュラル、ヴィンテージ、インダストリアル、和モダン、ラグジュアリーなど、さまざまなテイストに合わせた飾り方やおすすめアイテムを紹介しますので、ぜひあなたの理想のインテリアづくりにお役立てください。
おしゃれな鹿の角インテリアが人気を集める理由
ナチュラルながら存在感のある「鹿の角インテリア」は、おしゃれな空間づくりに欠かせないアイテムとして注目を集めています。
かつては海外のロッジや山小屋の装飾に使われるイメージが強かった鹿の角ですが、今では北欧風・モダン・ミニマルなど、さまざまなスタイルの部屋に気軽に取り入れられるようになりました。
その人気の背景には、さまざまな理由があります。
ここでは、鹿の角インテリアが多くの人に愛される理由を見ていきましょう。
自然素材ならではの温もりと癒しを感じられる
鹿の角の魅力は、なんといっても自然が生み出す有機的な造形美。
人工的に作られたインテリアにはない、柔らかな曲線や質感が、空間に穏やかな雰囲気を与えてくれます。
木やリネン、ラタンなどの自然素材とも相性が良く、組み合わせることでぬくもりのある空間が完成します。無機質になりがちな現代の住まいにおいて、鹿の角のような自然の要素を取り入れることで、心地よいリラックス効果が生まれるでしょう。
一つひとつ異なる形が生み出すアート
鹿の角は、一本として同じ形が存在しません。
伸び方や太さ、色合い、質感など、すべてが自然の中で生まれた唯一無二のデザインです。そのため、まるでアート作品のように空間を彩ることができます。
たとえば、壁に飾れば立体的な陰影が生まれ、見る角度によって異なる表情を楽しめます。
さらに、照明を当てることで陰影のコントラストが強まり、インテリア全体に奥行きを与えるのも魅力です。
既製品にはない自然の造形美をインテリアとして取り入れることは、シンプルな空間に個性と深みを加えてくれるでしょう。
環境への配慮とサステナブルな価値
近年、鹿の角インテリアが注目を集めている理由のひとつに、サステナブルな素材であるという点があります。
鹿の角は、狩猟や駆除で得られたもの、あるいは自然に落ちた角(落角)を再利用して作られるケースが多く、資源の無駄を出さないエコな素材です。
北海道などでは、エゾシカの増加による環境被害が問題となっており、鹿角の活用はその解決策のひとつにもなっています。
こうした背景から、環境意識の高い消費者や、自然と共に暮らすライフスタイルを大切にする人々の間で、鹿の角アイテムはサステナブルなインテリアとして選ばれています。
和・洋どちらにも馴染む高いデザイン性
鹿の角インテリアは、どんな空間にもなじむ汎用性の高さがあります。ナチュラルテイストや北欧モダンはもちろん、和室や和モダンの空間にも自然に溶け込みます。
鹿の角の形状は、自然の造形美を感じさせつつも、どこかミニマルでモダン。
直線的な家具や白を基調とした部屋に置けばアートのように映え、木目や畳のある空間では落ち着きと調和を生み出します。
インテリアのトレンドが多様化する今、テイストを選ばず楽しめる鹿の角は、長く愛せる装飾品として多くの人に支持されているのです。
長く愛せるインテリア
鹿の角は耐久性が高く、丁寧に扱えば何年も変わらずに楽しめる素材です。
時間が経つにつれて少しずつ色や質感が深まり、アンティークのような味わいが出てきます。この経年変化を楽しめる点も、自然素材ならではの魅力です。
年月を重ねるごとに自分の生活になじみ、世界に一つしかないオブジェとして育っていく。
そんな時間とともに変わる美しさが、鹿の角インテリアが愛される理由のひとつとなっています。
【スタイル別】鹿の角インテリアの楽しみ方

鹿の角インテリアは、取り入れるスタイルによって表情が大きく変わります。
ナチュラルな空間では優しい温もりを、ヴィンテージでは無骨な存在感を、和モダンでは凛とした趣を、そしてラグジュアリーな空間では洗練されたアクセントを添えてくれるのです。
ここでは、インテリアのスタイル別に、鹿の角をどのように飾れば魅力的に映えるのかを紹介します。
自分の好みや住まいの雰囲気に合ったコーディネートを見つけて、おしゃれで個性のある空間づくりを楽しんでみてください。
1.ナチュラルスタイル
ナチュラルな空間には、鹿の角の有機的なフォルムがぴったりです。
木やリネンなどの自然素材と組み合わせることで、温かみと落ち着きを感じる空間をつくることができます。
たとえば、北欧風のシンプルな部屋なら、ホワイトやベージュを基調にして壁に鹿の角をアートのように飾るのがおすすめです。ボヘミアンスタイルに寄せるなら、マクラメタペストリーやドライフラワーと一緒に飾ることで、柔らかな個性を表現できます。
また、カントリー風のインテリアでは、無垢材の家具やレンガ調の壁と合わせると、素朴な温かみが加わりバランスの取れた雰囲気に仕上がるでしょう。
植物やラタン素材の雑貨と組み合わせることで、自然の息づかいを感じる穏やかな空間が完成します。
2.ヴィンテージ・インダストリアルスタイル
ヴィンテージやインダストリアルな空間には、鹿の角のワイルドで無骨な印象がよく映えます。
古材やアイアン素材との相性が良く、重厚感と存在感を引き立ててくれるのが魅力です。
たとえば、アンティーク調の家具やレンガ壁のある部屋なら、鹿の角を壁に飾るだけで雰囲気が引き締まります。黒いアイアンフレームのミラーやヴィンテージポスターと合わせると、空間全体が統一感を持ち、より洗練された印象になるでしょう。
また、テーブルや棚の上に置く場合は、エジソン電球のランプやレザー小物を組み合わせるのもおすすめです。新品のようなツヤよりも、使い込まれた質感を大切にすることで、鹿の角の自然な風合いがより際立ちます。
3.和モダンスタイル
一見、和の空間とは結びつかないように思える鹿の角ですが、実は非常に相性の良い組み合わせです。
自然の造形をそのまま生かした鹿の角は、「侘び寂び」の美意識にも通じ、落ち着いた和モダン空間に静かな存在感を添えます。
たとえば、床の間に鹿の角を一本だけ飾ると、シンプルながらもモダンな趣に。
和紙の照明や竹素材の家具と合わせると、素材のコントラストが生まれ、より洗練された印象になるでしょう。
小ぶりな鹿の角なら、玄関やリビングの一角に飾るのも素敵です。
掛け軸や墨絵と一緒にディスプレイすれば、伝統とモダンが調和した上質な空間を楽しめます。
4.ラグジュアリースタイル
「鹿の角=ナチュラル」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実はラグジュアリーな空間にも映えるアイテムです。
ポイントは、素材感とカラーの組み合わせ。ゴールドやシルバーのフレームと合わせて壁に飾ると、エレガントで華やかな雰囲気を演出できます。
また、大理石やガラスなど艶感のある素材と調和させると、空間に深みと上品さが生まれます。
たとえば、鹿の角をモチーフにしたシャンデリアを取り入れれば、一気にラグジュアリーな印象を生み出すことができるでしょう。
さらに、シルバーやブラックに塗装された鹿の角を選ぶと、モダンで都会的な雰囲気に仕上がります。
高級感のある空間に取り入れる際は、装飾を詰め込みすぎず「シンプル&エレガント」を意識するのがコツです。
5.北欧スタイル
ナチュラルな木目や白を基調とした北欧スタイルは、鹿の角インテリアと非常に相性が良いです。
もともと北欧の暮らしには、自然と共に過ごすという価値観が根付いており、動物モチーフのアイテムも多く取り入れられています。
鹿の角をそのままの形で壁に掛けたり、ホワイトの塗装を施して明るい空間に馴染ませたりすると、無機質になりがちな北欧インテリアに温もりと立体感を加えることができます。
木製家具やファブリックのやわらかな色合いの中に、自然素材の力強さが心地よく映えるでしょう。
6.アウトドア・カントリースタイル
アウトドアやカントリーテイストの空間では、鹿の角インテリアが自然とのつながりを象徴する存在になります。
たとえば、山小屋やロッジのような雰囲気を演出したいとき、梁や玄関に鹿の角を飾ることで、一気にアウトドア感が増します。
また、木材・レンガ・アイアンなどの素材と組み合わせることで、重厚感と温かみを兼ね備えた空間に仕上がるでしょう。
さらに、キャンプ用品や植物と一緒にディスプレイすれば、室内にいながら自然を感じられるリラックス空間をつくることができます。
7.モダンミックススタイル
一見すると相反するように思える「モダン」と「自然素材」の組み合わせも、鹿の角インテリアを取り入れることで新しいバランスが生まれます。
ガラスやステンレス、モノトーンで統一された空間にあえて鹿の角を一点だけ飾ると、オブジェのような存在感を放ちます。
このスタイルでは、過度に装飾せず、シンプルな形を活かして空間のアクセントとして置くのがポイントです。自然物が持つ有機的なラインが、モダンな空間の中に柔らかさを与え、個性的で洗練された印象を演出してくれるでしょう。
おしゃれな空間を演出する鹿の角の飾り方

鹿の角は、置くだけでも独特の存在感を放ち、空間におしゃれな雰囲気を与えてくれます。
けれども、飾り方を少し工夫するだけで、その魅力をより引き出すことができます。
壁に飾ってアートのように見せる、テーブルや棚にさりげなく置く、あるいは実用的なアイテムとして取り入れるなど、演出の幅はさまざま。
ここでは、インテリアをワンランクアップさせる鹿の角の飾り方を3つのパターンで紹介します。
壁面に飾る
鹿の角を壁に飾ると、空間の印象がぐっと引き締まり、主役級の存在感を放ちます。
ナチュラルにもモダンにも馴染みやすく、どんな部屋でもおしゃれに映えるのが魅力です。
おすすめは、アートフレームやミラーと組み合わせて飾る方法。
たとえば、木枠のシンプルなフレームと並べれば、まるでギャラリーのような洗練された雰囲気になります。モノクロポスターやボタニカルアートと合わせると、ナチュラルな中にもアートな印象が生まれるでしょう。
また、丸いミラーと鹿の角を組み合わせるのも効果的です。
曲線的なアイテムを取り入れることで、直線的な壁の中に柔らかな動きを加えられ、空間にバランスが生まれます。
飾る際は、壁の高さと全体のバランスを意識することがポイントです。
視線が自然に集まる「目線より少し上」に配置すると、空間全体がまとまりやすくなります。
テーブル・棚に置く
テーブルや棚の上に鹿の角を置くだけでも、空間のアクセントになります。
シンプルに飾っても十分素敵ですが、ディスプレイの組み合わせを工夫することで、より完成度の高いコーディネートが楽しめるでしょう。
たとえば、木や石など自然素材のトレーに鹿の角をのせ、キャンドルやドライフラワーを添えると、落ち着きのあるナチュラルな雰囲気に。また、アイアンや真鍮などの小物と合わせると、ヴィンテージ感のあるインダストリアルなスタイルにもマッチします。
他にも本や雑誌の上にラフに置くのもおすすめです。無造作なスタイリングの中に、自然な遊び心が生まれます。特に、フォトブックやアートブックと一緒に並べると、感度の高いディスプレイに仕上がるでしょう。
鹿の角インテリアは、角の色味によっても印象は変わります。
白っぽい角なら北欧風やナチュラルな空間に、濃いブラウン系ならヴィンテージや和モダンにもよく馴染みます。素材や色を活かしながら、自分らしい飾り方を探してみましょう。
フックや照明に活用する
鹿の角は、見せるだけでなく「使うインテリア」としても活躍します。
フックや照明の一部として取り入れれば、デザイン性と実用性を両立した空間づくりが可能です。
たとえば、壁に取り付けて帽子やバッグを掛けるフックとして使うと、ナチュラルで温もりのある印象に。玄関やリビングに設置すれば、日常の中にちょっとしたアート性を加えることができます。無垢材の板と組み合わせてDIYすれば、オリジナルの壁掛けフックも手軽に作れるでしょう。
さらに、照明としてのアレンジもおすすめです。
鹿の角にコードライトを巻き付けたり、小さなペンダントライトを吊るしたりすると、幻想的でアートな照明になります。間接照明として使えば、柔らかい光に包まれた癒しの空間が生まれるに違いありません。
もう少し存在感を出したい場合は、鹿角のシャンデリアを取り入れてみても良いでしょう。
天井から吊るすタイプだけでなく、壁付けタイプもあるため、部屋の広さや雰囲気に合わせて選ぶことができます。
DEER HORN SMITH’Sの鹿の角インテリアをご紹介
お部屋の印象をガラッと変える鹿の角インテリア。
DEER HORN SMITH’Sでは、デザイナーが魂をこめてインテリアアイテムを製作しています。
今回紹介するのは「スカルオブジェNO.5」です。

スタイリッシュで洗練されたイメージのスカルオブジェ。
力強く伸びる2本の角が、自然の豊かさと壮大さを印象付けてくれます。
黒に塗装されており、モダンスタイルやアウトドアスタイルに最適です。
まとめ

鹿の角インテリアは、スタイルに合わせた飾り方次第で、さまざまな空間に馴染みます。
ナチュラル・ヴィンテージ・和モダン・ラグジュアリーといったテイストに取り入れることで、おしゃれで個性的な演出が可能です。
壁に飾ったり、棚やテーブルに置いたりする工夫を加えれば、より洗練された雰囲気を楽しめるでしょう。
あなたの理想のインテリアに鹿の角を取り入れて、特別な空間づくりをしてみてください。
DEER HORN SMITH’Sでは、エゾシカの鹿角を使ったこだわりのアイテムを多数扱っております。
本物にこだわるあなたに、ぴったりのアイテムが見つかるかもしれません。
ぜひ、職人が心を込めた商品をご覧ください。
コラム監修者

- 代表取締役
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GR COMPANY代表。「GOLD RUSH」「CALIFORNIA HARVEST」「バッファローアンドブリッジ」の計3店舗プロデュース。
北海道・十勝を拠点にカウボーイやインディアンの文化を発信し続けている。
鹿角シャンデリアを自ら組み込む製作者、職人としての一面も持ち合わせている。
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