職人技が光る鹿革財布の魅力とは?鹿革の特徴も紹介します
「財布といえば牛革」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
けれども近年、ひそかに注目を集めているのが鹿革を使った財布です。
鹿革は「革のカシミヤ」とも呼ばれるほど柔らかく、しっとりとした独特の質感を持つ素材。手にした瞬間に伝わる心地よさや、使い込むほどに味わいを増す風合いは、牛革とはまた違った深い魅力を備えています。
さらに、まだ一般的にはそれほど流通していないため、持つ人のこだわりや個性をさりげなく表現できるのも大きな魅力です。
「人と同じではつまらない」「長く愛用できる特別な財布が欲しい」そんな大人の感性に応えるのが鹿革財布なのです。
今回は、鹿革財布ならではの特徴や魅力を紹介します。
読み終えたときにはきっと、「次に選ぶなら鹿革財布を」と思っていただけるはずです。
ぜひ最後までお読みください。
鹿革財布の魅力とは?

鹿革財布の一番の魅力は、そのしなやかな手触りにあります。
驚くほど柔らかく、手にした瞬間から心地よく馴染む素材感は、牛革にはない独特の風合いです。しかも、使い込むほどに色艶が深まり、自分だけの表情へと変化していくのが鹿革ならではの楽しみ。ひとつとして同じものがない「育てる革財布」として、多くの愛用者を魅了しています。
さらに、鹿革は牛革に比べて流通量が少なく、知る人ぞ知る素材でもあります。
だからこそ「人と違う財布を持ちたい」「長く使える上質なものを選びたい」という大人のこだわりを持つ方から選ばれているのです。
手にするだけで、その人の品格や個性をさりげなく引き立ててくれる。
それが鹿革財布の真の魅力といえるでしょう。
鹿革財布のデザイン
鹿革は柔らかく加工しやすいため、デザインの幅が広いのも特徴です。
たとえば、ラウンドファスナータイプは収納力が高く、お札やカードをしっかり入れたい方に人気。ファスナーでしっかり閉じられるので、中身を落とす心配がなく、安心して日常使いできます。
一方、最近はキャッシュレス派の方も増えており、コンパクトなミニ財布やカードケースを選ぶ方も多いです。
鹿革財布はサイズ展開も豊富なので、ライフスタイルに合わせて「大容量」から「最小限の持ち物」まで、自分にぴったりのデザインを見つけることができます。
鹿革財布のカラーバリエーション
鹿革財布と聞くと落ち着いたブラウンを思い浮かべる方も多いですが、実はカラーバリエーションも豊富です。
定番のブラウンやブラック、ベージュといったカラーは、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで使え、どんな装いにも自然に馴染みます。
さらに、赤や黄色といった華やかなカラーの鹿革財布も登場し、ファッションのアクセントとして取り入れる方も増えています。
上質な素材感を活かしながらも、ちょっとした遊び心を演出できるのが魅力です。
落ち着いたカラーで長く愛用するのも良し、個性的な色で自分らしさを表現するのも良し。選ぶ楽しみが広がるのも鹿革財布の大きな魅力です。
鹿革財布の経年変化を楽しむ
鹿革財布の大きな魅力のひとつが、経年変化(エイジング)です。
購入したときの柔らかくマットな質感は、使い込むほどに手の油分や摩擦によって艶が増し、しっとりとした光沢を帯びていきます。これは牛革とは異なる鹿革特有の変化で、柔らかさを保ちながらも上品さが増していくのが特徴です。
また、鹿革は繊維が細かく絡み合っているため、使用による伸びや型崩れが少なく、財布としての形を長く維持しやすいのもメリット。小さな傷やシワも時間とともに馴染み、唯一無二の風合いへと変わっていきます。
特に人気があるのは、深みを増していくブラウン系やブラックの財布です。
使い続けることで色合いがより落ち着き、大人の品格を漂わせてくれます。
一方で、明るいカラーはエイジングによって徐々に柔らかな色調になり、ナチュラルな味わいを楽しめます。
鹿革財布は、ただ「消耗する財布」ではなく、自分だけの物語を刻んでいけるアイテムです。
日々の使用の中で少しずつ変化していく姿を眺めながら、自分だけの一点物に育てていく過程こそが、鹿革財布の最大の醍醐味といえるでしょう。
鹿革のエイジングについては、以下の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
古くより愛されてきた鹿革
実は鹿革の歴史はとても古く、西暦500年頃には、革の加工技術が日本に伝わっています。
革の柔らかさとしなやかさから、古くよりさまざまな生活雑貨や服飾小物に使用されている鹿革。現代においても、その魅力は衰えることなく、むしろ昔よりも多くの人に評価されています。
財布以外の鹿革製品

鹿革といえば、財布のイメージが大きいですが、実は鹿革でできた小物・雑貨は多くあります。
そのひとつが鹿革のバッグです。
財布の場合、バッグやポケットに収納して持ち運ぶことが多いと思います。そうなると、なかなか他人の目に触れる機会は少ないでしょう。
しかしバッグは、常に人に見られるもの。おしゃれでかっこいいデザインの鹿革バッグを持っていることで、持ち物にこだわりのある大人な印象を与えることができます。
他にもキーホルダーや手袋、ポーチなど、鹿革製品は多種多様。
自分の好みに合わせて、お気に入りの雑貨を探してみるのも素敵ですね。
鹿革の特徴
魅力あふれるこだわりの鹿革。そんな鹿革にはどのような特徴があるのでしょうか?
ここでは、鹿革の特徴を、3つの視点から紹介します。
1.素材としての鹿革
鹿革(ジビエレザー)は「革のカシミヤ」ともよばれる、とても柔軟な素材です。表面のキメが細かく、滑らかで手のひらに吸い付くような質感が特徴。鹿革の持つ上品かつ高級感あるイメージを体現しているような革質になっています。
軽量でありながら、しっかりとした強度も持ち合わせており、使い心地の良さと実用性を兼ね備えた素材といえるでしょう。
ディアスキンとバックスキン
鹿革には、「ディアスキン」と「バックスキン」というものが存在します。
ディアスキンは牝鹿の革で、柔らかくしなやかなのが特徴。特に手触りが良いので、手袋や衣類、バッグなどに使用されることが多いです。
一方で、野生の牡鹿の革を使用したのがバックスキンです。自然の牡鹿の革は傷が多いため、銀面(表面)をバフがけして使用するのが一般的。中には、その傷を活かしたワイルドなものもあります。
いずれも通気性が良く、軽くて、水に強いため、服飾小物やインテリア、雑貨などに使用されることが多いです。
2.鹿革の耐久性
鹿革は非常に耐久性に優れており、長期間の使用にも耐えられる素材です。
細い繊維が密に絡まり合っているため、素材自体の柔軟性に優れ、日常の使用においても、長く美しい状態を保つことができます。
さらに鹿革は耐水性・通気性も高く、多少の水濡れや湿気に強い特性があります。湿気に弱い紙幣やカード類を入れる財布や、書類やパソコンなどを入れるバッグとの相性も抜群です。
3.鹿革の価格帯
鹿革の価格は、製品のデザインや仕上げ、ブランドによって幅広く設定されています。財布の場合、1,2万円ほどで手に入るものから、100,000円を超えるブランド品まで、選択肢は豊富です。
また、バッグの場合は使用する革の量が増えるため、財布より高めの価格帯になります。
いずれにしても、一般的に鹿革製品は、牛革のものと比べるとやや高価になっています。
しかし、鹿革の希少性と特有の質感、耐久性を考慮すれば納得できる価格といえるでしょう。
鹿革財布を長く愛用するために
鹿革財布は丈夫で柔らかく、長く使える素材ですが、正しいケアを心がけることでより美しい状態を保つことができます。
鹿革財布は、適切に扱えば10年以上愛用できることも珍しくありません。日々のちょっとした気配りが、革を美しく育てる大切な時間につながるのです。
ここでは、鹿革財布を長く愛用するためのポイントをご紹介します。
日常のお手入れ
使用後は柔らかい乾いた布で軽く拭き取り、表面に付着した汚れや手の脂を落としましょう。汚れが目立つ場合でも、強くこすらず優しく拭くことが大切です。
基本的には特別なケアを必要としないのも鹿革の良いところですが、乾燥が気になるときはレザー専用の保湿クリームを薄く塗布すると、艶と柔らかさを長く保てます。
水濡れへの注意
鹿革は比較的水に強いといわれますが、長時間の浸水や大量の水分はシミや色ムラの原因になることもあります。雨の日に使用する際はポケットやバッグの中に収納するなど、水滴が直接触れないように工夫すると安心です。
濡れてしまった場合は、ドライヤーなどで急に乾かさず、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
保管の仕方
長期間使用しないときは、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管しましょう。
型崩れ防止のため、財布の中に紙を軽く詰めて形を保つのもおすすめです。
過度なお手入れは不要
鹿革は繊維が細かく柔軟なため、使えば使うほど自然に艶が出てきます。
過度にクリームを塗ったり、防水スプレーを頻繁に使う必要はありません。
シンプルなお手入れを続けることで、革本来の質感を損なわずに楽しむことができます。
鹿革と牛革の違い
牛革は鹿革に比べて硬く、厚みのある素材です。
引っ張りや摩擦に強いのも特徴で、かばんや靴といった強度が求められる製品に多く用いられています。長期間使用しても形状が変化しにくいのもメリットです。
しっかりとした素材なので、馴染むまでには時間がかかりますが、長い時間をかけて育てていきたいという方には適しています。
反対に柔らかい鹿革の小物は、使い込めば使い込むほどに風合いがどんどん増していきます。傷がつきやすいところはありますが、それも鹿革ならではの「味」として楽しんでいただけます。
また、鹿革は希少性が高いため、牛革の方が広く普及しているという違いがあります。実際に販売されている商品を見ても、牛革製品の方が数多く市場に出回っており、デザインにも富んでいます。供給が多いため、価格も比較的安い傾向です。
一方、鹿革の小物は、値段こそ高価になりがちですが、人と違ったアイテムを求める方にとっては、ぜひ手に入れたい逸品といえるでしょう。
鹿革財布の選び方
鹿革財布は魅力的ですが、種類やデザインが豊富なため「どれを選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、鹿革財布を選ぶ際に意識しておきたいポイントをまとめましたので、参考にしてください。
用途に合わせたサイズと形
普段から現金やカードを多く持ち歩く方には、収納力に優れたラウンドファスナータイプや長財布が便利です。
逆にキャッシュレス決済が中心の方や、持ち物をできるだけコンパクトにしたい方には、二つ折りや三つ折りのミニ財布、カードケースタイプをおすすめします。
使用シーンをイメージして選ぶと、失敗が少なくなるでしょう。
デザインとカラー
鹿革は加工の自由度が高いため、シンプルなデザインから個性的なカラーまで幅広く展開されています。
定番のブラウンやブラックはビジネスシーンでも安心して使える万能カラー。赤やブルーなどの鮮やかな色合いは、持ち物にアクセントを加えたい方におすすめです。
経年変化による色の深まりも考慮し、自分らしさを表現できるデザインを選びましょう。
価格帯とブランド
鹿革財布の価格は1万円台から10万円を超えるものまでさまざまです。
デザイン性やブランド力によって価格差があるため、予算と求める品質のバランスを見極めましょう。
初めて鹿革財布を購入する場合は、比較的手に取りやすい価格帯から始め、使い心地や経年変化を体験してみるのも一つの手です。
大人の魅力あふれるDEER HORN SMITH’Sの財布
大人のワイルドな男性に向けたブランド・DEER HORN SMITH’S。
今回はDEER HORN SMITH’Sの財布「<CS-FULLZIP-W>カービング&バスケット」を紹介します。

細かな模様があしらわれた財布は、上品さの中に職人のこだわりを感じさせるデザインに。カードホルダーが6個×2か所、札入れポケット、チケットホルダーと収納力も抜群で、普段使いにもぴったりです。
カラーも3色あり、お好みに合わせて製作いたします。
まとめ

鹿革財布には、柔らかさや耐久性といった機能性に加え、持つ人の感性やライフスタイルを映し出す魅力があります。経年変化によって色艶が深まり、自分だけの一品に育っていく過程は、ただの道具を超えて、相棒と呼びたくなる存在へと変えてくれるでしょう。
初めて鹿革製品を手にするなら、日常的に使いやすい財布やバッグから取り入れるのがおすすめ。長く使うほどに革が馴染み、自分だけの表情を見せてくれるので、毎日の中でふとした瞬間にその魅力を実感できるはずです。
大切に使い続けながら、革の持つ味わいを楽しむ。
その時間そのものが、鹿革財布の最大の価値といえるのではないでしょうか。
コラム監修者

- 代表取締役
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GR COMPANY代表。「GOLD RUSH」「CALIFORNIA HARVEST」「バッファローアンドブリッジ」の計3店舗プロデュース。
北海道・十勝を拠点にカウボーイやインディアンの文化を発信し続けている。
鹿角シャンデリアを自ら組み込む製作者、職人としての一面も持ち合わせている。
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